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BG作成の一例などなど
年末、年の瀬ですね!
もう2018年も二週間を切ったとか信じない信じたくない、
ゆリマスター開発チームですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、当開発ブログも更新が滞り気味というか、便りのないのは良い便りというか、
その分開発頑張っております。
その一例というか「ゲーム会社百合キラ☆ふわアドベンチャー」らしさを
ひけらかす皆様にお伝えするのがこのブログの役割だと思うので、
今回は”BG制作”の秘話をキラ☆ひわっと書かせて貰おうかと思います。
(キラひわ、今思いついてそのまま迷わず書きました)
======= BG制作 しまりすさんちーむの場合 =======
BGとは”backgraphic(バックグラフィック)”の略で、立ち絵(キャラクター)の後ろに表示する背景、です。
イベントCGがスチル、CG等と呼び名は多くありますが、BGはBGで大体業界的に呼び名は統一されているようです。
で、そのBG制作をグラフィッカーさんにお願いする場合は
1:字コンテ(絵のサイズ、表示物、天気、時間等の差分等を文章でBG制作者に伝える)
2:絵コンテ(ざっくりと、字コンテを元に配置をラフい絵を用意してBG制作者に伝える)
3:写真等実在の場所の素材(2の絵コンテの代わり)
を用意します。
今回お話するのは、3の写真を用意する場合、です。
今回のゆリマスターは、現代の東京を舞台としております。
概ね高円寺を中心に、都内各所です。
写真を用意する(できる)場合、当然ロケハンに行きます。
前作前前作の白衣性2作は、それぞれ由比ヶ浜、聖蹟桜ヶ丘まで行って、
写真を撮りまくってきました。
このとき、「ただ闇雲に写真を撮ってはいけない!」というのが今回のテーマ。
今どきはスマホで高画質の写真が撮れるので、私もスマホで撮るわけですが、、、
ゲームのBG用の写真なので
「そこに、絵になった背景BGに、キャラクターが乗る」という構図を意識しないといけません。
ここで問題になるのが「撮影者の身長、視点」です。
私の身長は176cm、その私がそのまま写真を撮ると「176cmの視点からの構図」
になってしまいます。
かたや、ゲーム登場するキャラの身長は、今回ゆリマスターの主人公あいが157cm。
約20cmも差があります。
以下に、175cm視点の場合と、157cm視点(目測なんでテキトーですが)での、
BG指定用の写真にキャラクターを乗せた絵を用意してみました。
上が視点175cmのほうで、下が視点157cmのほうです。
(実際のあいのゆリマスターでの画面上の表示位置とは違いますが、
今回のはわかりやすくの意味での配置となってます)
アイラインとか消失点とかそういう話は説明が長くなるのでぶっちゃけおいらも詳しくはないので、
割愛しますが、上の絵だとカメラにキャラを大きくは写せないですよね、あいの背が低いので。
ので、カメラマンが低い視点で撮る必要が有るわけです。
(逆に乙女とかBLゲーとかだと、高身長イケメンに合わせた構図にしてると思います)
ので、この低い構図での写真を撮るときは、必然的に膝を折って中腰で撮影する事になるわけで、、、
もし皆さんが街中や観光地で、膝折ってプルプルしながら写真を撮っている人を見かけた時は、
ああ、ゲーム用の素材を撮っているんだな、と生暖かい目で見守ってあげてください。
他社さんとかで「いやそれはウチとは違うぞ!」とか「間違ってるやんけ」
とかありましたら、コッソリTwitterとかのDMで教えてくださいね、押忍!